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[Fono Acustica Virtuoso]

Virtuosoは、スペインのFono Acustica社の新フラッグシップケーブルである。前フラッグシップのArmonicoについては筆者もよく知っているが、このVirtuosoは価格設定的にArmonicoの後続というよりは上位機種となる模様。尚、価格に関する詳細は以下に詳しい。

http://www.theaudiobeat.com/highend2015/highend2015_fono_acoustica.htm

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まず音については、他のブースと同様、ケーブル単体の力量については分かりかねた。常日頃より、ケーブルの世界をマッピングするには地道な聴き比べが欠かせないと胸に刻み続けてきた筆者だが、こういう場ではより一層そのことを痛感する。尚、上のThe Audio Bestの記事によれば導体はSilver/Gold Alloy(合金)だそうで、プラチナも含有していたArmonicoの導体とは少し毛色が違っているのかも知れない。Virtuosoについても、音に関するレビューは実際に導入した後になりそうだ。

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一方、デザインについてはVirtuosoはレビューのし甲斐がある。弟分のArmonicoはウォルナットのデザインに凝ったケーブルだったが、Virtuosoはプラグ周りのデザインに凝っている(色からすると、銀細工ではなかろうか)。まるで凝った銀食器の如きデザインからは「オーディオも家具の一種である」という意識が伝わってくるようだ。こういったところは実にヨーロッパのブランドらしい。

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引用元:Alice Antique Blog様

私個人は、ケーブルのデザインに凝ることがユーザーフレンドリーであるかどうかは分からない。日本の方からは特に、音に関係のない要素に開発コストを注ぎ込むならその分安くしろという批判はありそうだ。一方で、ケーブルの価格設定はもはや開発コスト云々とは関係ない次元でバブっており、デザインで手を抜いたからといって価格が下がるわけではない、という主張もあると思う。ちなみに私の意見は後者だ。どうせ無茶苦茶高いのだから、音だけでなくデザインでも楽しませてもらいたいと思っているし、その意味でFono AcusticaにはArmonicoの頃から随分と楽しませてもらっていると言えよう。