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★概要

BMI Piranha Reference 24K(ピラーニャ・リファレンス24K、通称ピラニア)は、アメリカ合衆国のBMI社が製造・販売しているケーブルである。BMIケーブルとして唯一、導体にピュアコッパーを使用しているケーブルであり、受賞歴もある傑作である。

現在は裏メニューとして位置づけられており、兄貴分のハンマーヘッド・ゴールドなどと比べて語られる機会が少ないケーブルではあるが、純銅線としての実力は未だトップレベル。国産でこれに対抗しようとすると、ESOTERICのMEXCELあたりを引っ張ってくる必要があるだろう。

[価格]

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[Specification]

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[参考サイト]

BMI Cables Awards

[外見・取り回し]

STEALTHのDREAMやAural SymphonicsのMagic Gem v2tなどと同じく、太くて軽いケーブルである。このキャラクターは全てのBMIケーブルに共通する。また、比較的捻りやすい。したがって、非常に取り回しやすく、使いにくさを感じることは少ないと思われる。良心的な設計だと感じる。

Piramha Referenceの場合、ラベルにはピラニアの絵がプリントされている。名前そのままではあるが、堅苦しいきらいのある日本のメーカーにも、こういった遊び心を期待したいところ。

★音質レビュー

[概要・タイプ]

音場型・ニュートラル系のケーブル。ステージははっきりと広く、BMIらしく奥行きも豊か。全体的に、ESOTERIC 7N-PC9500よりも広がるが、特に上下・左右についてはZenSati Angelほどは広がらない。

音色は、暖にも寒にも寄らないハイバランスの中に、微かにウェットなテイストが織り交ぜられている印象。ZenSati Angelやエソの9500の方がドライで明瞭なサウンドである。

余談ながら、兄貴分のHammerhead Gold Mk.5と比べると、ピラニアは「素の音」を出すという印象だ。ハンマーヘッドは、プラチナ等を付加している分、艶っぽさや滑らかさが音に乗る。また、低音域は多少、弾力感を帯びる。これと同様の関係として、JORMA DESIGNのPRIMEとORIGO、ZenSatiのSeraphimとAngelの関係が挙げられる(ピラニアはORIGOやAngelに近い)。純粋にコッパーのみの線として仕上げるか、あるいは更に手を加えるかで、サウンドはだいぶ異なるようだ。

[基本性能]

基本性能総合:ハイエンド上級

解像感:4.5

情報量:5

聴感S/N:4

情報コントロール力:3.5

周波数レンジ感:5

帯域バランス:5

汎用性:4.5

音の分離感:4

(評価:MAX>5>4.5>4>…>1)

総合力は、ZenSati AngelやJORMA PRIME等、スーパーハイエンドの純銅線には今一歩及ばないものの、ESOTERIC 7N-PC9500やNBS BLACK LABEL IIなどと並び、本サイトでいうハイエンド上級クラスをリードする水準

他のBMIケーブル同様、上から下まで細かく、そしてハイバランスに情報を拾い上げるのが特徴で、聴感S/Nさえ良ければ間違いなくスーパーハイエンドと評しうる。音楽性を除く基本性能全般については、Hammerhead Gold Mk.5に近い印象。

Hammerhead Gold Mk.5と同様に、周波数レンジの広がり・バランス共に秀逸。特に、帯域バランスに優れる。上から下まで、不自然な凹凸がほとんど無い。BMI3兄弟の真骨頂だと言ってよい。

周波数レンジ関係のみならず、情報の量感も優れる。各音の解像感よりも、音の数でもって魅せるタイプ。ただ、(格上とはいえ)ライバルのZenSati Angelが優秀すぎる点は気の毒。総じて、広いステージから溢れんばかりの情報量を堪能したい方にはAngelを勧める。ピラニアは、優れたコスパと帯域バランスの良さを享受したい方向け。

S/Nが今一歩なのは、非常に勿体ない。ノイズ対策はケーブルの本分であるだけに、各方面に影響が出てしまう。

それでも尚、汎用性は一定のレベルに保たれている。癖の少ない音色が好印象である上、ステージ表現も秀逸更には周波数レンジも広く、帯域バランスも良いときている。こういうケーブルは、どこにでもあるようで実は少ない。

余談だが、このPiranha Referenceにクァンタムピューリファイアーを仕込んだならば、JORMA PRIMEばりの実力を発揮するかもしれない。総じて、優れたポテンシャルを秘めたケーブルである。

[主な特徴]

Coming Soon.

[ポジショニング]

メーカー側が、デジタルに適していると公言している他、ESOTERIC 7N-PC9500やZenSati Angelなど、他社のケーブルでデジタル向きのものとも音質面での共通点が多いことなどから、デジタルでの使用を推奨する

事実、アンプに入れた場合の安定感や、プリで使用した場合の空間性・音楽史絵などは、例えばHammerhead Gold Mk.5などの方が良い。尚、これらを併用することで、空間表現と情報量に優れるBMIサウンドを堪能できる。

[主な比較対象]

BMI Hammerhead Gold Mk.5(兄貴分)

ZenSati Angel AC(格上のライバル)

ESOTERIC 7N-PC9500(ライバル)

 JORMA PRIME POWER